エクオールを作るには大豆を食べればいいの？エクオールとダイゼインの関係

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よくテレビなどでは「大豆イソフラボンがいい！」といっていますが、大豆イソフラボンがそのまま女性ホルモンの働きをするわけではないんですね。

なぜ大豆を食べるだけではだめなのか、それには腸内細菌が関わっていたのです。

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エクオールは腸で作られます。

大豆イソフラボンを摂ると、腸の中で吸収される時に「エクオール産生菌」が大豆イソフラボンのダイゼインをエクオールに変えるんですね。

そして、エクオールに変えられたダイゼインは「スーパーイソフラボン」とも呼ばれています。

この、エクオールを作る働きを持っている腸内細菌は今現在で10種類ほど見つかっているそうです。

ただ、まだ見つかっていない未知の菌がいる可能性もあるので、今後の更なる研究が待たれますね。

エクオールが作られないと、食べた大豆イソフラボンはそのままの形で吸収されるわけですが、それだと女性ホルモンのエストロゲンとしての働きはそれほど強くないのです。

大豆イソフラボンのうち、ダイゼインという成分がエクオールに変わることで、より高いエストロゲンとしての働きが期待できるんです。

ダイゼインをエクオールに変える腸内細菌ですが、これは日本人の2人に1人しか持っていないといわれています。

それでも欧米の女性よりは高く、欧米人は３人に１人しかエクオールを作れないそうですよ。

ただ、最近の食の欧米化により、10～20代の若い世代では、エクオール産生菌を持つ人が欧米人波に減少しているという報告もあるので、エクオール産生菌が腸内でしっかり働くためには、食生活がとても大事ということなんですね。

では、エクオール産生菌をたくさん作るにはどうすればいいのか。大豆を食べればいいんでしょうか。

確かに大豆も無駄ではないのですが、腸内環境を改善して腸内細菌を育てるには、食物繊維をたっぷり摂って欲しいんです。

食物繊維は腸内細菌の餌となり、腸の善玉菌を増やす働きもあります。

若い人よりも年配の女性の方がエクオール産生菌を多く持っているのは、食物繊維の摂取量とも関係しているようです。

など、食物繊維を含んだ食べ物を意識してとるようにしてください。

腸内環境を整えつつ、やはり大豆製品を毎日食べることもとても大事です。

実際、大豆製品を毎日食べる人とあまり食べない人では、エクオールを作れる割合に２倍もの開きがあるんです。

また、大豆イソフラボンは身体の中にためておけません。２～３日で排出されてしまうので、こまめに摂ることが大事なんですね。

たまにたくさん食べるより、少しでいいので毎日食べた方が効果的なんです。

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